レイテンシーは何ms以下を目指すべき?エフェクター・ワイヤレス機器・DTMの予備知識

レイテンシーはどんな機材にも少なからず発生する。

とくにエフェクター、ワイヤレス機器などは、演奏に支障がでるほどであれば大問題だ。

 

[st-minihukidashi fontawesome=”” fontsize=”80″ fontweight=”” bgcolor=”#3F51B5″ color=”#fff” margin=”0 0 0 -6px”]レイテンシーとは[/st-minihukidashi]

[st-cmemo fontawesome=”fa-hand-o-right” iconcolor=”#3F51B5″ bgcolor=”#E8EAF6″ color=”#000000″ iconsize=”200″]

入力された音が出力されるまでのタイムラグのことをレイテンシーと言う。

カンタンに表現すると、ギターを弾いてから音が出るまでの時間のこと。

[/st-cmemo]

このレイテンシーが一体どの程度であれば許容範囲なのか検証してみた。

 

目次

レイテンシーは20ms以下を目指したい

DTMの設定では、レイテンシーが数値で現れている。

 

この数値を参考に、どのくらいからレイテンシーが感じられるか試したところ、20msを越えたくらいから明らかに体感できるレベルとなることがわかった。

つまり20ms以下であればレイテンシーを気にせず演奏できるということだ。

 

2msくらいまではレイテンシーが感じられない

検証したときに感じたことをざっとまとめてみた。

0.4~2ms わからない
2~4ms 少しもっさり
4~8ms 明らかにもっさり
8~20ms モニターになら使える程度
20ms~  モニターにも使えない程度

 

 

 

使ってる機材のレイテンシーを知るには

機材の仕様を確認

だいたいは取扱説明書のスペック表に記載があるはず。

公式サイトにもスペックが記載されていることもある。

BOSS WL-60のスペック表(公式サイト引用)

 

DTMの場合は設定で確認

DTMなどのソフトの場合、設定にあるオーディオバッファの設定でレイテンシーが確認できる。

Logic Proのバッファ設定

 

20msは具体的にどれくらいか検証してみる

自身の経験から20ms以上はレイテンシーを感じるという結論がでた。

この数値が実際どんなものかわかりやすくするために、スピーカーからの距離で換算してみるとこうなる。

[st-mybox title=”20msを距離で換算” fontawesome=”fa-file-text-o” color=”#757575″ bordercolor=”” bgcolor=”#fafafa” borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]

20ms=スピーカーから約7m離れた場所で聴くことと同等

[/st-mybox]

音のスピードは秒速約340m

 

音の届くスピードは気温などに左右するが、1秒間におおよそ340mすすむ。

逆算すると音が1mすすむには約0.0029秒(2.9ms)ということになる。

 

このことから、20msの距離を換算するとさきほどの数値が導き出されるのだ。

 

シールドの伝わるスピードは秒速30km

マイクやギターのシールドを使ったとき、レイテンシーはどのくらいになるのかなと思い調べてみた。

 

ケーブルの伝送に使われるエネルギーは電気である。

電気の秒速を調べてみたら30kmくらいあるらしい。

これは光や電波とほぼ同等のスピードとのこと。

 

想像つかないスピードだけど、地球7週半もしてしまうほどらしい。

2000kmくらいある長さのケーブルを使えば、ちょっとはレイテンシーを感じられるのかな・・・

 

だれか実験してみてほしい!笑

微弱な電気だと届かないから、めちゃくちゃ昇圧しないと!!

 

さいごに

レイテンシーに関しては神経質になる必要ないと思っている。

音がもっさりするなーとか、少しでも違和感が出てきてから対処すれば良い。

レイテンシーのだいたいの原因は機器にある。

レイテンシーが気になったときは、まず機器の設定を疑うと良いだろう。

 

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