仕事柄、電気のことは多少分かるんです。
電気の扱える機材オタクはどうなるかというと
機材の改造に走ります!
そんな僕のこじらせた改造をご紹介します。
くれぐれも皆さんは真似しないでくださいね!機材を壊しても責任はとれません!
改造したチューナーはKORG GA Custom
最初の犠牲は、KORGのコンパクトチューナーGA Custom
改造の経緯
エフェクターボードを組んでいたときの話ですが、
チューナーをどれにしようか悩んでいるときに、突如このチューナーが発売されたんです。
このチューナーの特徴がコンパクトなのに精度抜群!
そしてチューニングを合わすときの動きが、ラックシステム用のKORGチューナーに似ててカッコいいんです。
これは足元に置きたい!買おう!
衝動買いでした。
DCインがないぞ…購入後に気づきました。
電池式でも普通に使う分には全然問題ないけど、今回はボードに組み込みたかったため、電池切れのときはわざわざチューナーをボードから外して電池交換するなんて煩わしいし、どうしても電源アダプターで駆動させたかったんです。
はい、DCインを増設です。
改造箇所について
アウトプット端子を外してDCインに変更
まずどこにDCインをつけようかと考えたとき、目をつけたのがアウトプット端子。
ここは、ギター→チューナー→アンプという繋ぎ方をするときに使います。
チューナーを経由すると多少とも音質劣化が考えられるので、僕はギターからの音を分岐させてチューナーにつなげていました。なのでアウトプットは不要なんです。
ここをDCインにしようと考えて、早速行動です。
配線について
基盤に明示がしてあったので、配線はあまり迷うことなくできました。
抵抗は良い値のものが家になかったので、あり合わせ2つを並列につけています。
ちょうど良い抵抗があれば、1つでも問題ないです。
ここの抵抗値は、このチューナーの電流値が分かれば計算で求めることができます。
その電流値から消費電力を求め、DCインの9Vを減圧させられる抵抗値を計算するわけですが、、
そもそも電流って測定しないとわかりませんからねー
ここは適当に手持ち抵抗をつなげて実験。
最初に1kΩの抵抗を使ったところチューナーが起動しませんでした。
色々試したのち、500Ωで起動したんだったかな。
詳しい値は忘れました。
もし真似をしたいって方がいたら、自身でしっかり抵抗値を求めてからするようにしてください!
外装は加工無しでできた
今回使ったDCジャックが、なんと!
アウトプット端子があったところにちょうどハマってくれたんです。
普通はこういった改造の時、外装を削ってパーツをはめる必要があったりするものです。
これは稀に見る奇跡。
ついに完成
外装を改造せずにこの出来は素晴らしい!
まぁ、すぐに元に戻したんですけどね。
チューナーにオートオフ機能があったことを見落としていた。
喜んでボードに組み込んでいたんですよ。
するとどうですか!2分くらいしたら勝手に電源が落ちる!
あ、オートオフか…
ここでオートオフ機能があったことに気づく。
説明書をよく読めって話です笑
その他には、電源投入後、一度電源スイッチを入れないと起動しない点も不満でした。
さいごに
さすがにオートオフ機能や電源投入時の動作を変更することはできないので、このチューナーをボードに採用することはありませんでした。
今は元の状態に戻して、自宅のチューナーとして大活躍しています。
以上、無駄な手間をかけた話でした。