「SHURE SE215」はSHUREの中でも安価なイヤホンである。
安価ではあるが、フラットで聴きやすい音質と外れにくい構造、音漏れの少なさからライブのモニター用としても使えることから、ずっと人気の商品だ。
2年ほど使っているので、使い心地や音質についてレビューしてみたいと思う。
今回紹介するものは旧パッケージのものなので、今は少しパッケージのデザインが変更されているので注意してもらいたい。
SE215の外観・付属品
付属品はソフトフレックスイヤパッドとフォームイヤパッドがそれぞれSMLの3種類ずつ、専用ソフトケース、クリーニングツールが付属する。
ケーブルは162㎝ととても長い。
長さの理由は、ライブなどで使用することを想定しているからかもしれない。
遮音性が高くて外れにくい構造のSE215は、ライブ中のステージ用モニター、いわゆるイヤモニとしても十分使える。
専用ソフトケースがなかなか使い勝手が良くてお気に入りだ。
小さな収納スペースもあるので、スペアのイヤーピースなどを入れることができる。
SE215の音質はフラットで馴染みやすい
低音がイヤにでることはないし、ものすごくフラットな音質である。
フラットだと退屈じゃないのと思うかもしれないが、全然そうではない。
楽器の繊細なタッチなど、ある程度は聴こえるので、リスニング用としても使える万能イヤホンだ。
SE215スペシャルエディションは中音域に特徴あり
SE215にはノーマルバージョンのほかに、スペシャルエディションというモデルも存在する。
スペシャルエディションはノーマルよりも中音域に厚みを持たせたモデルである。
そのほかの違いとしては、カラーがノーマルとスペシャルエディションで異なる。
カラーと音質が違うため非常に悩めるが、好みに合わせてノーマルかスペシャルエディションかを選ぶと良いだろう。
SE215の仕様
- 重さ:30g
- 感度:107dB SPL/mW
- インピーダンス:17Ω
- 再生周波数帯域:22Hz~17kHz
- ドライバー:シングルダイナミック
- 脱着式ケーブル
SE215は自分好みにカスタマイズできる
SE215はケーブルを交換したり、イヤーピースを交換して自分好みにカスタマイズすることができる。
安くできる定番のカスタマイズは、イヤーピースをコンプライに交換することだ。
イヤーピースをコンプライに交換してみたが、耳への密着度があがったことで、遮音性があがり、逃げていた低音もよく聴こえるようになる。
コンプライは素材、サイズで様々な種類がある。
イヤホン専門店だと実物を確認できるので、ぜひ足を運んで実物をみて選んでもらいたい。
さいごに
SE215は手頃な値段ながらハイエンドモデルに通ずることが学べるし、とてもコスパの良いイヤホンだと思う。
良いイヤホンが欲しいけど、どれを選べば良いのか分からないというときは、SHURE SE215はとてもおすすめできるイヤホンだ。