コンパクトでとても軽いMIDIコントローラー「MeloAudio MIDI Commander」
これをHX Stompに繋ぐときの最適な設定方法、注意点を紹介したい。
「MeloAudio MIDI Commander」のレビュー記事はこちら
-
-
コンパクト軽量・低価格で扱いやすいMIDIフットコントローラー【MeloAudio/MIDI Commanderレビュー】(PR)
続きを見る
HX Stompのどこまでコントロールできるのか
MIDI CommanderでHX Stompをどの程度コントロールできるか、という点はとても大事である。
MIDI CommanderはMIDIの設定が細かくできるものの、HX Stompのすべてを操作できるわけではない点を注意してもらいたい。
MIDI Commanderでできること
- エフェクト単独のオンオフ
- エフェクトのパラメーター変更
- パッチ切り替え
- チューナーの起動
- etc...
MIDI Commanderでできないこと
- スナップショットの切り替え
- フットスイッチモードの切り替え
- ルーパーのコントロール全般
MIDI Commanderの設定例
個人的に使いやすいと思った設定例を紹介したい。
MIDIの設定は難しいが、これを参考にしてもらえたら、初心者でも手軽に設定できるようになるはず。
8つのスイッチすべてパッチ切り替え
MIDI Commanderには設定できるボタンが8つある。
8つすべてパッチ切り替えに設定すれば、HX Stompの1A〜3Bまでの切り替えが可能となる。
設定方法は以下の画像を参考にしてもらいたい。
3C以降のパッチを呼び出したいときは、MIDI Commanderのバンク切り替えスイッチでバンク切り替えをする。
7つのスイッチをパッチ切り替え、残り1つをチューナー呼び出し
さきほどの設定とほぼ同じだが、一箇所だけチューナーを呼び出すボタンに設定する。
そうすることでHX Stompの呼び出しにくいチューナーが一発で起動できる。
下記では、4スイッチに「MOD CC#」「CC# 68」「Tog ON」と設定している。
これで4スイッチにチューナーが割り当てられる。
エフェクト切り替えの設定方法
エフェクト単独の切り替えは、さきほどのチューナーとほぼ同じ要領でセッティングすれば良い。
まずHX Stomp側で切り替えをしたいエフェクトのMIDIを設定する。
そしてMIDI Commander側をさきほどチューナーを設定した要領で設定。
HX Stompとの複合技
HX Stompで「エフェクトの切り替え」「スナップショット」どちらかを切り替えるようにし、MIDI Commanderはパッチ切り替えをするという方法。
この方法はこの記事を見ていただいた方が、こういう使い方はできないかなーとツイッターでつぶやいていたアイデアだ。
MIDI Commanderの欠点でもあるスナップショットの切り替えができないという点を、HX Stompで補う面白い方法である。
さいごに
MIDI Commanderは安いし小さいから、HX Stompに使うにはかなりおすすめできるフットコントローラーだと思う。
ただMIDI全般に言えることは、設定がかなり難しく感じる。
でも一度慣れてしまえばいろんな機器で応用が効くから、ぜひともこの記事を参考にしてMIDIコントローラーを導入してみてはいかがだろうか。
-
-
Line6 Helix・HX Stompで使えるテクニックまとめ
続きを見る