プラグが劣化すると接触不良がおきて、正常に音が出なくなる。
劣化する原因は様々だが、その中でも対策できるものがプラグの汚れだ。
プラグが汚れることにより、電気が通りにくくなり音質劣化やノイズが発生することがある。
プラグの状態は、常日頃から確認しておいた方がいいと言える。
プラグが劣化する大きな原因
プラグは劣化すると、接触不良がおきて正常に音が出なくなる。
劣化する原因には大きく分けて2種類。
「金属の酸化」と「サビ」だ。
金属の酸化とは
プラグは手で触ることで、手汗や手垢などの皮脂汚れがつきやすい。
その状態でプラグが空気に触れることで、プラグのメッキが曇る。
この曇こそが「金属の酸化」である。
長年放っておくと、この曇りはなかなかとれなくなる。
とれなくなる前に、常日頃からのメンテナンスが大事となってくるのである。
サビの原因
サビの大きな原因の一つは、プラグのメッキが剥がれて、そこに手汗などがつくことによるものだ。
サビが発生するとなかなか落とせないので、金属の酸化と同様に注意が必要だ。
プラグの掃除方法
プラグの掃除はメガネ拭きやきれいなクリーニングクロスを使い、基本は乾拭きする。
クリーニングクロスを使うときは、ギターポリッシュなどで湿っていないかよく確認した方がいいだろう。
ガンコな汚れには「接点クリーナー」が使える
酸化による曇りは、日にちがたつと乾拭きでは落としにくくなる。
そのような場合は、「接点クリーナー」をクロスに含ませてプラグを磨くと良い。
プラグにクリーナーの成分が残っていると、ホコリが付着しやすくなるので、クリーナーを使ったあとはよく乾拭きする必要がある。
どうしても取れない汚れの最終手段「金属磨き」
「金属みがき」は、どうしても取れない汚れを取るときにだけ使用してもらいたい。
理由は「金属みがき」には研磨剤が含まれているからだ。
表面の汚れを研磨剤により削り取ることでキレイにするのが「金属みがき」
だからプラグの表面をコーティングしているメッキも、少なからず剥がれてゆくということを理解して使用してもらいたい。
どうしても取りたい汚れのときにだけ使用する分には、かなりおすすめの手法である。
「金属みがき」と同類の「ピカール」もどこにでも売っているし使いやすいからおすすめ。
プラグの抜き差しによる劣化は防げない
プラグを抜き差しすることによって、プラグ自体が削れて細くなる。
プラグが細くなればジャックとの接触面が少なくなり、接触不良の原因となる。
これは通常使用の劣化なので、防ぐことができない。
プラグが痩せてしまったら、いさぎよくプラグを交換してもらうか、シールドを買い換えよう。
さいごに
プラグの汚れを放っておくと音質劣化につながる。
なので常日頃からプラグは乾拭きし、メンテナンスを欠かさず行うことが、とても大事になってくる。
ギターをメンテナンスするときは、ついでにプラグの乾拭きもしてあげよう!