BIAS Mini Guitarは反則的な小ささの300Wアンプヘッドだった!【購入レビュー】

PositiveGridのBIAS Mini Guitarを購入しました。

購入の理由は、BIAS AMPを使ってみたかったという単純なものです。

スタジオでも使ってみたので、購入レビューしてみてみます!

 

 

目次

BIAS Mini Guitarの良かったところ

超軽量で持ち運びが楽

重量はなんと「2.5kg」しかありません!!

 

軽いって本当に最高すぎる。

本体もすごく小さい。大きさ重さは満点。

 

300Wパワーアンプ内蔵で爆音

4Ω300Wのデジタルパワーアンプ内蔵です。

マーシャルなどの16Ωに繋げば、めちゃめちゃアバウトに考えて75W。

真空管ではないのでパワー感は劣りますが、音量は十分すぎますね。

 

電源アダプター不要

小型なのに、電源アダプターはありません。

アダプター忘れの心配は不要です。

普通のギターアンプに挿す3ピンのACケーブルがあれば電源供給できます。

 

MIDIに対応

MIDI IN OUTを搭載しています。

挿入口はミニプラグの大きさになっていて、MIDI端子からミニプラグに変換するケーブルが付属しています。

 

BIAS AMP2 Proが付属

普通に買えば27800円するBIAS AMP2Proが、このアンプに付属しています。

 

ちなみにBIAS Mini Guitarをパソコンと繋げば、BIAS AMP2を購入していなくてもBIAS AMP2が使えちゃうんです。

ですが、いちいちBIAS Mini Guitarをパソコンと繋がなくてもBIAS AMP2が使えるようになるので、ソフト付属は良いなと思いました。

 

BIAS Mini Guitarのイマイチなところ

iPhoneがないと音が作り込めない

iOSのBIAS AMP2がないと、アンプの詳細の調整ができません。

BIAS MIni Guitarのコンセプトからして当然ですが、やはりイマイチだと思いました。

 

保存できるパッチは16個まで

16個もあれば十分と思いますが、足りない人は足りない数かと。

 

BIAS FXと連携ができない

あくまでBIAS Ampの機能しか搭載されていません。

エフェクトなどは付属せず。

 

ディレイなどのモジュレーション系をきれいにかけたいときは、センドリターンを使う必要があります。

マルチエフェクターなら4ケーブルメソッド必須といった感じ。

 

BIAS Mini GuitarにBIAS FXの機能も追加してくれませんか?

それなら、BIAS Mini GuitarとMIDIフットコントローラだけで機材が完結するのになあ。

非常に残念な点。

 

プリアンプのみオフなどの設定ができない(←できます!!)

プリアンプのみオフにして、パワーアンプだけを生かした状態で使いたかったのですが、これはできませんでした。

プリアンプ、パワーアンプ、キャビネットシミュレータ(スピーカーアウトではオフ)は全て強制でオンになります。

(2019年3月追記)

設定の方法を見落としてただけで、実際はプリアンプのみオフなどの操作は可能でした。

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ちなみにリターン挿しにすると、パワーアンプとキャビネットシミュレータの後ろに繋がります。

ここで言うパワーアンプとはパワーアンプのシミュレーターのことで、実際にリターン挿しにすると、音は増幅されます。

つまりリターン挿しにすると、BIAS Mini Guitarの本当のパワーアンプに繋がるということです。

 

サウンドはこんな感じ

スタジオで録音してみました。

動画で使っている使用機材は、ギブソンレスポールスタンダードとLine6 HXStompです。

キャビネットはスタジオ備え付けの1960Aに4発16Ωで接続。

 

 

その他、レビュー動画もたくさんあります。

かなり参考になりますよ。

実際にスタジオで本機を使ったときと音の傾向は似ています。

もうこのままって感じ。

 

BIASとKemperの比較です。

この動画ではBIAS Mini Guitarではなく、「BIAS HEAD」を使用しています。

BIAS HEADとBIAS Mini Guitarのサウンドの違いは、音量以外ほとんどありません。

 

肝心のKemperとの比較では、BIASの完敗ですね。

 

さいごに

BIAS Mini Guitarは、今アンプヘッドを使っているけど小型化したい!という方にはとてもオススメできます。

スタジオで使ったときは音に違和感は感じませんでしたし、良いサウンドでした。

また後日スタジオで録音してみたいと思います。

 

僕みたいに、メインでマルチエフェクターを使っていますという方は、BIAS Mini Guitarは微妙な選択肢です。

本体は小さいけど、4CM必須だからそれなりのマルチエフェクターとかエフェクターボードが必要だし、機材の小型化にはなりませんね。

これならHelixとFriettePS-2のセットが、機材も少なくて手軽に良い音が出せるんじゃないかと(笑)

 

そして、あと1万円高くなってもいいから、BIAS FXの機能を追加してほしい!

これが実現すれば間違いなく最強のミニアンプヘッドになるのに、本当に惜しいアンプだと思いました。

 

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コメント

コメント一覧 (6件)

  • 設定からunlock sigpathをenableにすると全てのセクションを個別にオンオフ出来るので、プリアンプ等もオフにできますよ

    • Tk7stさん
      有力な情報ありがとうございます!!
      プリアンプのオフができました!

      調べたんですが、ずっと前から使えた機能だったんですね(^◇^;)
      全然気づかなかったです…

  • これ、sendの信号もパワーアンプ(シミュ)とキャビシミュの後の信号なんでしょうか?

    • たしかsendもキャビシミュ後だったと思います。
      sendreturnが好きな位置に設定できないのは、少し残念な仕様ですよね。

  • 「パワーアンプとキャビネットシミュレータの後ろに繋がります」とありますけど、前ですよね?

    「たしかsendもキャビシミュ後だったと思います」というのも、センドはプリの後とマニュアルに記載があると思います。

    • リターン挿しにするとマスターボリュームしか効かないので、そこからの憶測で書いています。
      説明書には、プリとキャビシミュの間にセンドリがあるという記載があるのでしょうか?

      記載を見落としていたらすみません

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