Line6 HX Stomp XLの電源アダプターが9V3Aと巨大なのが悩み。持ち運び用と家用にアダプターが2つ欲しいけどそんな大容量のアダプターはなかなか売っていない。そうなると小さいアダプターで動かすしかない!つまりマルチエフェクターの正確な消費電流を測定するしかない!という考えになった。
ただ、エフェクターの電流測定器なんてなかなか売っていないし(売ってるけど品切れ)、手持ちのテスターは0.1Aまでしか測定できない。
そこでAmazonに売っていた電圧電流計を使い、エフェクター用の小型電圧電流計を作ってみた。
費用2000円のエフェクター用電圧電流計
電圧電流計は最大DC100V10Aまで測定できる。だけどDCジャックがそこまでの大電流に耐えられないと思うし、無茶な測定はやめておきたい。
表示がデジタルで読みやすいね。
作るのに必要な材料
エフェクター用電圧電流計を作るのに使った材料は、「デジタル電圧電流計」「適当なケース」「DCジャック×2」のみ。
デジタル電圧電流計はアマゾンで購入したが、3つも入って1000円程度。3つもいらないけど壊したりしたら嫌だし3つ入りで正解かも。
同じように作ってみたいという方は、これよりもう一回り大きなケースで作ることをオススメしたい。購入したケースはタイトすぎて配線が大変であった。
配線は購入したデジタル電圧電流計の説明書に書いているとおりで大丈夫だった。
測定値の誤差調整が可能
今回購入したデジタル電圧電流計は校正機能がついていた。ということで電圧と電流をテスターと比較して簡単な調整をしておいた。
いろんなエフェクターを測定してみよう
電流をたくさん使いそうなエフェクターを2機種選び測定してみた。
Line6/HX STOMP XLの測定結果
本命のLine6 HX STOMP XLを測定してみた。
エフェクトは置けるだけ置いてLEDを全部点灯させても、0.85Aまでしかいかなかった。意外と消費電流が低いな!
これなら多めの消費電流1Aとみても余裕をみて1.5倍の1.5Aくらいをカバーできればいいし、9V2Aのアダプターを使っても大丈夫だな。と判断できる。(純正以外のアダプターを使って壊しても責任とれないよ!)
IK Multimedia/TONEX Pedalの測定結果
IK Multimedia/TONEX Pedalはどうだろうか。こちらも0.27Aと意外に低い。コンパクトのディレイくらいの消費電流しかないね。
ただし、消費電流の低さを利用して、他のエフェクターと分岐して電源供給するのはあまりおすすめできない。
壊れないけどノイズまみれになるよ!