2万円を切り、BOSS GT-100と同等の音が出せるマルチエフェクターが、2016年9月17日に発売されました。
これは買うしかないでしょう!!
ということで早速レビュー開始です。
GT-1のサイズ感
写真を見て頂いたら分かる通り、かなり小さいです。
縦幅はiPhone6sと同じくらいでした。
Line6 FIREHAWK FXと比較してみてもこの通り。
意外とずっしりきますが、重さは1.3kg。サイズが小さいので重く感じるのでしょう。
操作性は良い
このサイズだとペダルが操作しにくいのでは?と思っていましたが、使用してみると全然使えます。
フットスイッチは、BOSS特有のクリック感のないタイプで、耐久性が少し心配です。
フットスイッチの割り当てについて
購入前に私が一番気にしていたことが、GT-1にはフットスイッチが3つしかなく、パッチが上下にしか動かせないという点。
そしてCTLスイッチがどこまで自由が利くのかが重要な点です。
フットスイッチの役割
パッチの上、下、CTLと3つフットスイッチがあり、これらはすべて別操作に置き換えることが可能です。
例えば、パッチ上を押したら任意のエフェクトがONになる、、チューナーモードに切り替わる、、ボリュームを上げる等々
またスイッチはトグル、モーメントと切り替えることも可能です。
つまり踏んでいる間だけエフェクトをかけるか(モーメント)、踏んだらエフェクトがONまたはOFFになる(トグル)という使い分けが可能です。
複数操作を割り当てできるのはCTLスイッチのみ
CTLスイッチだけが、複数のエフェクトの切替などを同時に行うことができます。
自分の場合は、CTLスイッチに空間系エフェクト、プリアンプのボリュームアップを設定し、ギターソロ時に踏むと空間系が掛かり音量が上がるといった設定をしています。
プリセットが上下にしか行かないのは不便??
スタジオ練習を想定した時、クリーンから歪みに、歪みからクリーンに、、、という操作が多々あり、切り替えたいパッチが上にあるのか下にあるのか混乱しますよね。
このような場合でもパッチごとにスイッチの設定を変更してやれば、一つのフットスイッチでパッチ1↔︎パッチ2と切り替えが可能となります。
ただこの方法ですと2種類(ソロ時のブースト等はCTLで設定可能)しかパッチ切り替えができません。3種類以上パッチ切り替えが必要な場合は他の方法を考えましょう。
2種類以上切り替えが必要なことってほとんどありませんけどね。。。
不便な点など
不便と思った点はこれくらいかな。
- GT-001はUSB バスパワーで起動してたのに、GT-1はアダプターか電池が必須
- 本体が小さすぎてスタジオでの安定感が心配
- 見た目がおもちゃみたい
- ギターケースに入れるのは少し無茶
さいごに
非常にコンパクトで音も良いし、私が希望する最低限の操作が可能ということが分かり、買ってよかったと本当に思えるものでした。
クリーン、歪み、ソロ、たまに飛び道具程度でしたら、フットスイッチそれぞれにパッチ切替、飛び道具用エフェクト切替、ソロ切替と設定すれば踏み間違える心配もなく使えるかと思います。
これ以上操作性を求めてしまうともうGT100買えよって話ですので、割り切れる方にはGT-1はとてもおすすめです。
以上、かんたんな感想でした。
(追記)
GT-1を使った演奏動画を発掘しました。自分の動画ですが(笑)
よかったら音の参考にしてください。