「Line6 HX Stomp」を購入しました。
HelixLTも持っているので、両機種持っている立場からみえてきた部分など踏まえて、徹底レビューしたいと思います。
Line6 HX Stompの大きな特徴
本体・アダプターがとにかく小さい
サイズは「64(H) × 122(D) × 170(W)mm」
重量は「820グラム」
数値では良くわからないと思いますが、とにかくめちゃくちゃ小さい!!
実際にHelixLTと比較してみるとこんなかんじ。
そしてHX Stompはなんとアダプターも小さいのです!
本体を小型化した結果、電源アダプターが巨大化するという機材あるあるがあります。
しかし、HX Stompはそんなことありません。
アダプターも小さい!最高!!!
サウンドエンジンはHelixと同じ
Line6 HX Stompは、Line6の最上位マルチエフェクター「Helix」と全く同じアンプシミュレータ・エフェクトが使用できてしまいます。
Helixのサウンドクオリティそのままで、この大きさになったことは、すごすぎます!
エフェクト同時使用は6つまで
僕が使う場合を想定するとこうなります。
ボリューム・ブースター・アンプ・キャビネット・ディレイ・リバーブ
これで6つ。意外とすぐ使用制限いっぱいになりそう。
エフェクターはこだわって組むことができません。それくらい機能制限はあるよということ。安い分仕方ないです。
もっとエフェクターを増やしたい!空間系をこだわりたい!そんなときは、、、、もう一台買うか、HX Effectsを導入しても面白いですね。
操作性はHelixを受け継ぐ
操作性は良いです。
ですが画面が小さいことと、ボタンの数が減っているので操作性はHelixより劣ります。
直感的に操作するっていうことがHelixより少し難しくなったかな。
しかし、Helixの操作性は最強レベル。
HX StompがHelixより劣るといっても、他社マルチよりは操作しやすいです。
センドリターンあり
4ケーブルメソッドはできるし、好みのエフェクターをHX Stomp内のルーティンに取り込めるのは嬉しい。
フットスイッチ3つの制限
フットスイッチのモード設定が複数あり、切り替える対象を「パッチ」「スナップショット」と選ぶことができます。
当然、3つまでしか切替できませんので注意。
「HX Stomp」と「HX Effects」の違い
HX Stomp | HX Effects | |
---|---|---|
エフェクト同時使用 | 6個まで | 9個まで |
アンプシミュレータ | あり | なし |
フットスイッチ数 | 3 | 6+TAP・MODE |
タッチセンサー | 対応 | 対応 |
インパルスレスポンス | 対応 | 対応 |
コンセプトの似ている「HX Effects」と「HX Stomp」を比較してみました。
両機種で大きな違いは「HX Effects」ではアンプシミュレータは使用できません。
処理能力はHX Stompの方が劣るようで、エフェクター同時使用数が異なります。
スナップショット使用可能!
スナップショットとは音切れなしで切り替えができる、Helix独自の機能。
Helix利用者では定番の機能ですね。これが使えるのはありがたい!
スナップショットを使うときは、フットスイッチをスナップショットモードに設定することで、スナップショット1〜3まで切り替えられるようになります。
3つ以上切り替えしたいときはMIDIコントローラなどが必要となります。
外部エクスプレッションペダル対応
エクスプレッションペダルは、ボリュームからワウに切替するときなどに使用するトースイッチにも対応。
トースイッチ対応エクスプレッションペダルを使えば、マルチエフェクターと同じ動作で使うことができます。
また、エクスプレッション2台接続することも可能。2台接続のときはトースイッチが使用できなくなるので注意してください。
MIDIコントローラにも対応しています。
MIDIコントローラを使えば、スナップショット、パッチ切り替えの利便性が向上しますね。
まあそんな大がかりに外付けしたら、せっかくの小型化が台無しになるけど…
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HX Stompで不便なこと
HelixLTからみると、HX Stompで出来ないことは多いです。
実用的な部分でどんなところが不便になるのか挙げてみましょう。
- エフェクター同時使用数が6個まで
- フットスイッチが3つしかない
- 実アンプの切替ができない
- XLROUTがない
あれ?思っていた以上に不便になる部分が少ないぞ・・・!と正直思いました(笑)
これらが妥協できるなら、HelixからHX Stompに乗り換えも可能です。
Helixの半値以下で買えてしまうし、小型化もできる。。。すごい時代です。
さいごに
HelixLTを持っている僕は、簡単なスタジオ練習はHX Stompだけを使い、ライブなどの本番はHelixLT、、と使い分けをします。
スタジオ練習は機材を減らしたい、でも音質は譲れないというときに、HX Stompはちょうど良い役目を果たしてくれそう。
HX Stompをメインで使用する場合でも、ボードの中身がかなり簡略化できそうです。
ボードの中身はHX Stomp、エクスプレッションペダル、お気に入りのエフェクターくらいになるはず。
アンプシミュレータも使えるから、アンプがない会場でライブをするときでも対応できますね。
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コメント
コメント一覧 (2件)
これホントにこのサイズ感ですごいですよね。
ZOOMのマルチストンプもこんな感じで最新機種を出して欲しいです。値段が安めで笑。
Logic Proさん
HX Stompの欠点は「値段」しかありませんね!率直に言ってこれ欲しいです(笑)
たしかにZOOMは最近サボりぎみだ!(笑)